塗り絵ギャラリー8
メルヘン&ファンタジーな感じの塗り絵を集めてみました。ストーリー付きです。
トリさんがあまりにも可愛いかったので、『加工・修正OK』とのこともあり、増やしてしまいました。 ぬいぐるみの従者と共に落とし穴に落ちてしまいました……。 塗りたくなってしまいました。 塗っていくうちに何故か、王子たちは落とし穴に はまってしまいましたが(笑)。
【増えちゃった】
翼を持つ民の女の子は、幸せを呼ぶ丸い鳥の世話を任されていました。
その日、女の子は『今日は暑いから海水浴をさせよう』と思い、近くの海へ丸い鳥たちを連れて行きます。
幸せを呼ぶ丸い鳥たちは、初めての海水浴を堪能していました。
楽しそうな丸い鳥たちを見ていた女の子でしたが、気持ちのいい木陰にいたおかげで眠くなり、お昼寝をしてしまいます。
「むにゃむにゃ…」
女の子が眠っている間、ある異変が起こっていました。
女の子は知らなかったのです。
幸せを呼ぶ丸い鳥は、海水に浸かると分裂して増えてしまう、ということを……。
* * *
しかも、幸せの青い鳥ならぬ、丸い鳥(笑)。
線画主は、浅木梨乃さまです。 2006/08/05 (しぃペインター通常版 3時間56分48秒)
【 穴掘ったの、誰! 】
月夜の晩、お城の庭を散歩をしていた王子は、
* * *
線画を拝見したときに可愛い線画だなと思い、
線画主は、神代 菱飛さまです。
2006/08/28 (しぃペインター通常版 6時間49分21秒)
【THE RIVER STYX (黄泉の国の川)】
死者の国の川のほとりで、少年は生気あふれる少女と遭遇していた。
「あなた、誰?」
いきなり誰何され、少年は一瞬意外そうな顔をしたが、口元に笑みを浮かべた。
「僕は死神だよ。君は死神を見るのは初めて?」
こくりとうなずく少女。
「ここはどこ?」
「ここは死者の国」
「え?」
「どうしてかわからないけど、ここに迷い込んだみたいだね。――元の世界へお帰り」
少年は鎌を持っていない方の手をすっと伸ばし、少女の額を軽く小突いた。
次の瞬間、少女の姿はその場から消えた。
『君がここへ来るのはまだ先だよ…』
* * *
線画が2パターンあり、どっちにしようか迷った挙句、口元が笑ったものを使わせていただきました。
背景をどうしようか悩んでいたのですが、なぜか三途の川に(笑)。
線画主は、櫻 コウ様です。 2006/09/01 (しぃペインター通常版 7時間41分52秒)
【 囚われた二人 】
『いつまで寝てる気なのよ〜!? いい加減、起きなさいよね!』
誰かが、頭の中でわめいていた。
このやかましい存在は、僕の知っている限り彼女しかいない。
「姉さん、うるさい……」
『うるさい、じゃないわよ。アンタ、今の状況わかってるの?』
「今の状況って……」
そうつぶやいて、僕はまぶしさから目を覚ました。
意識を取り戻したとき、僕は冷たい大理石の床の上で寝ていたので、一瞬、自分でも状況が把握できなかったのだけど、僕らは奴らに捕まってしまったのだと思い出す。
天窓からの陽光が、何も無い牢獄にまぶしいくらい降り注いでいたので、一瞬時を忘れかけてしまったけれど、プリプリしながらも冷静な感情を乗せたテレパシーを送ってくる、姉さんの声で現実に引き戻された。
「さて、ここからどうやって出ようか……」
* * *
この線画を塗るとき、シスターか牧師さん(?)のどちらかを選ばなければいけなかったので、どっちがいいかな〜と思いながら牧師のお兄さんの方をメインに塗っていきました。
しかし、シスターの線画が勿体無く感じてしまったので、結局両方塗っていってしまい、結局合体技して1枚にしちゃったものです(足元に『姉さん』の影があるのもそのせいなのです)。
双子の姉弟の聖職者(でも、実は攻撃的な魔法も使える設定)が、何者かに囚われてしまったというシチュエーションで、先に意識を取り戻した姉が弟を叱咤するような1シーンでした。
線画主は、瑚嵩さまです。 2006/07/21 (しぃペインター通常版 9時間6分20秒)
注:塗り絵の下に時間が書き込まれていますが、これは線画が描かれた時間と合計した時間になっています。
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