塗り絵ギャラリー3

  ジャンルはバラバラですが、ショートストーリー付きの塗り絵です。 



【 お昼、何食べよう… 】
  (とりあえず、これで一息つけるかな)
  午前中の任務を終えた女は、頭への報告を済ませた後、家路への道すがら、内心つぶやいていた。
  (お腹すいたな……)
  急な任務だったので、今朝は何も食べていない。
  「これから作る気もしないし……」
  女はつぶやき、どこかで店に入って食べることにした。
  「お昼、何食べよう…」


   *   *   *


  りょう様の線画をお借りしました。
  気がつけばカラフルな忍になってしまいましたが、普段はきっと、この上に地味な着物を着ているのでしょう。
  だから、忍者服のときは派手なのを……って、オレンジの縁取りは目立つだろうな〜(笑)。

  2006/07/27  (しぃペインター通常版 7時間49分29秒)



【 十六夜 】

「待ちな」
 雲が垂れ込めた十六夜の晩のこと。
 家路を急いでいた男を呼び止める声があった。
 呼び止められる覚えが無かった男だったが、振り返った先に殺気を感じ、闇に慣れた目を凝らす。ぱっと見で、5〜6人の人影があった。
「俺に何か用かい?」
 ただならぬ雰囲気を感じながらも、男はわざとおどけて問いかける。
「先生、お願いしやす」
「うむ」
 こちらとは会話をする気はまったく無いらしく、男を呼び止めた男は、傍らの『先生』 を促した。
『先生』と呼ばれた男が抜刀すると、連動するようにシャアッと、他の剣士の抜刀する 音がした。
「闇打ちか。卑怯だねぇ」
おちょくるようにつぶやく男。彼の表情は、余裕を崩さない。
「しゃあないな。アンタらの相手してやるよ」
男が自らの剣を抜くと、さっきまで雲隠れしていた十六夜の月は雲を抜け出し、夜空 に君臨をはじめた――。

線画主 ベニテン様  2006/07/05 (しぃペインター通常版 1時間59分39秒)




【 魂送り 】


  これで何度目の別れになるのだろうか。 
  そう思いながら、死神である彼は、愛する者の魂が冥府へと旅立つのを見守っていた。

  『君が還ってくるのを待ってるよ』

  永遠の命を持つ彼は、愛する者の魂が還ってくるのを待つことしか出来ない――。


    *   *   *


  線画主はtotoまめ様です。
  雲の上(?)の設定なので、背景がかなりシンプルです。
  下のバナーからtotoまめ様のサイトへ飛べます。

   
RonDeaU

 

            2006/08/30 (しぃペインター通常版 6時間54分38秒 )




【この想いの正体は…】

  気がつけば、あの人のことを考えていた。
  あの人のことが頭から離れない。
  どうしてだろう。
  あの人の笑顔を見るだけで嬉しくなる。
  いつから私は、こんな気持ちを抱くようになったのだろう?
  この想いを、何といえばいいのだろうか…。


    *   *   *


  色を重ねていくうちに、線画の女の子が物思いにふけっているようなイメージになってきたので、女の子が思い悩んでるような雰囲気が出ていたらなぁと。
  初期の塗り絵なので、背景は色を塗っただけです(笑)。

  線画主は、多岐川様です。

  2006/06/26 (しぃペインター通常版 6時間13分22秒)

 



【太陽の鳥】

太陽の鳥  夜明け前の最も静かな時間。
  太陽の化身である炎の鳥を肩に留めた青年は、まだ闇に染まっている南の空を見つめながらその鳥に語りかける。
 「夜にまどろむ時間は終わったよ。さあ、君の出番だ」
  青年の声と共に、炎の鳥は空へ羽ばたいていった。
  炎の鳥が羽ばたくたびに、夜のヴェールは取り払われていき、世界は朝焼けに染まる――。


    *   *   *


  線画がUPされた時に鳥さんが塗りたくて挑戦したのですが、再開しようとしたらデータが壊れてしまい、泣く泣く最初から塗りなおしたものの、2回目もまたデータが壊れてしまったので、その時は諦めていました(;O;)

  3回目の時も再開するときにデータが壊れていたりしたのですが、根気よくやったらうまく再開できたので、3度目の正直でした。

          線画主は、瑚嵩さまです。                 2006/07/01 (しぃペインター通常版 5時間52分45秒)
 


 注:塗り絵の下に時間が書き込まれていますが、これは線画が描かれた時間と合計した時間になっています。

 

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